泥沼のような闘争の終わりはどこにあるのか。2023年アジアカップ以降、韓国サッカー界には騒音が絶えない。その中でも最も核心と言えるのは、 クリンスマン監督の解任と、ソン・フンミンとイ・ガンインの確執に関する話が、絶えず報道されている。現時点では、クリンスマン監督は 最近解任された。クリンスマン監督問題は一旦落着したが、ソン・フンミンとイ・ガンインの確執は続いている。これもまた、これで解決された ようだ。

2月21日、今日現在、イ・ガンインが自身のインスタグラムに、それもストーリーではなく投稿として謝罪文を掲載した。数日前、イ・ガンインは自身の インスタグラムストーリーで短い謝罪文を掲載したが、ストーリーは48時間後に見れなくなるシステムのため、世論の袋叩きにあった。謝罪するなら きちんとしろという国民の怒りだった。イ・ガンインは自身の法的代理人を通じて報道資料を出し、今日になってようやく真の謝罪文を掲載した。

その後、ソン・フンミンのインスタグラムにイ・ガンインと撮った写真がアップされた。そして、イ・ガンインを庇い、韓国のサッカーファンに謝罪する文章を 掲載した。結局、イ・ガンインは直接ソン・フンミンが住むロンドンを訪れて謝罪し、他のサッカー代表チームの選手にも連絡して謝罪したという。これで、イ・ガンインの騒動(?)は ある程度収束した。現在のところ、ファクトはここまでだ。

ソン・フンミン

ソン・フンミンは今、韓国サッカー、韓国国民の英雄のような存在だ。イギリスプレミアリーグという、それほど簡単ではないリーグで、得点王、プスカシュ賞など 素晴らしい成績を残した選手だ。そんな苦労を重ねながらも、イギリスから韓国まで移動してAマッチを戦っている。毎回90分フルタイムを 走る。主将として選手を引っ張り、一人ひとりをしっかりと面倒を見る。モチベーションも高く保つ。

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しかし、そんなソン・フンミンも、足りない姿を見せたことがある。国家代表チームの試合で、90分フルタイムを消化できずに交代になった時、 もどかしくて腹立たしいため、ベンチにタオルを投げ捨て、自分の怒りを表現したこともある。リーグでは、不要な足蹴りで退場を命じられたこともある。 粗暴なタックルでアンドレ・ゴメスが長期離脱を余儀なくされたこともあった。今、私たちが知っているソン・フンミンとは、少し違う姿だ。

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今は主将だから、地位が人を作り、品格を見せる。強い責任感も見せる。時には柔軟なリーダーシップも見せる。ソン・フンミンは、もう32歳で、 サッカー選手として晩年に差し掛かっているため、多くの経験を積んできたと言える。だから、今は選手として自分の感情をうまくコントロールできるようになった。 成長したのだ。そんなソン・フンミンが、イ・ガンインの謝罪を受け入れ、いずれにしても韓国サッカーの未来であるイ・ガンインを庇ってくれて本当に良かった。 これもまた、ソン・フンミンの品格を示す場面だ。

イ・ガンイン

イ・ガンインは子供の頃、スペインに渡り、サッカー選手として、人間として成長した。彼は今でも若い。イ・ガンインがスペインでプレーしていた時、 退場を命じられたり、粗暴なタックルをする姿も見られた。イ・ガンインと一緒に国家代表チームの試合を戦った選手のフィードバックでは、 「線を越える行動をすることがある」というように、韓国の感覚とは合わない姿も見せていた。

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イ・ガンインを保護しようというわけではない。若いから、外国で育ったから、上下関係のない態度を見せることがあると思う。私も子供の頃は、 自分よりサッカーが上手な年上の相手に、わざと足を蹴ったことがある。本当に腹が立ったのだ。そして、兄たちの言葉を無視して、そのまま家に帰ったこともある。 同じチームでも、一瞬で自分の感情をコントロールできない時がある。

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今は心から謝罪したので、許す必要がある。韓国国民の感情や怒り、よくわかる。ある意味、ソン・フンミンの最後のアジアカップなのに、 それを台無しにした張本人ではないか。しかし、私たちはイ・ガンインの潜在能力を、これまでの多くの試合を通じて知っている。ワールドカップの時も、 イ・ガンインを叫んでいたのは、韓国だったのではないだろうか。こうして選手は成長していく。

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イ・ガンインの謝罪のフィナーレは、3月に開催される国家代表チームの試合に招集され、韓国に来て国民に謝罪し、一緒に戦った代表チームの選手一人ひとりに 近づいて謝罪することだ。そして、試合でゴールを決めて、サッカーファンに謝罪の意味を込めたセレモニーをすることだ。そうやって、謙虚に、 韓国のサッカー選手として成長していけばいい。

クリンスマン

まずは、解任になってよかった。責任感のない姿を見せる監督なら、当然解任されるべきだ。アジアカップでの試合結果に対するフィードバックが必要にもかかわらず、 それをアメリカに行ってオンラインで行うというのは、一体どういうことなのか。コロナを経験してオンライン会議に慣れているとはいえ、それは違う。これはダメだ。

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アジアカップ準決勝の結果は、選手の確執が原因だったという発言は、監督として言うべき言葉ではない。監督として、選手団をきちんと掌握できなかったのは、 私の責任だと発言していたらどうだっただろうか。解任されたとしても、申し訳ない、ごめんなさいと謝罪していたらどうだっただろうか。

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本当に恥ずかしい... 監督のせいで、選手たちが逆に非難されている。選手たちは国民のために最善を尽くして練習し、試合に臨んだ。自分の 傷があっても、精神力で乗り越えて試合に臨んだ。船長が船員の後ろに隠れて何をしているのか。そう、むしろありがとう。リーダーシップ、 責任感のないリーダーがどんな姿なのか、私たちに教えてくれてありがとう。

鄭夢奎

それで、あなたは一体何をしていたのか。さまざまな疑惑が水面上に浮上しているのに、逃げ続けている。多くのサッカー記者や、 コンテンツクリエイターが、鄭夢奎の真の釈明と謝罪を求めている。あなたのクリンスマン選択によって、選手たちが代わりに怒りを買ってしまっている。 若い選手たちに何の罪があるのか。大人として、守ってあげなければいけないのではないのか。

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韓国サッカー協会会長として、どの部分を改善しているのか、なぜまだ韓国サッカーのシステムがこんななのか。なぜソン・フンミンの父親、ソン・ウンジョン氏が 今回のアジアカップで優勝してはいけないと言ったのか。サッカー協会会長として、何を観察し、どんな政策を実行しているのかわからない。

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私はここ数年、韓国サッカーはワールドカップから脱落するべきだと主張してきた。むしろワールドカップ出場を逃すべきだと。そうすれば、 本当に底辺から見直し、問題点を改善し、文化を変えようとするだろうと思う。なぜこんなにも成果主義に凝り固まっているのか、先進サッカーシステムを 導入すると宣言していたのに、何が変わったのか、多くの選手がヨーロッパサッカーの舞台に進出しているのに、依然として韓国サッカーは発展すべきだという意見が多いのか。 サッカー協会が調査しているなら、どのように、何を調査しているのか、きちんと広報してほしい。

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現在、韓国サッカー協会は、サッカー代表チーム監督の選任を協議している。サッカー代表チームは、2026年北中米ワールドカップアジア2次予選のために、3月 21日にタイとのホームゲーム、3月26日にアウェイゲームが予定されている。今回のAマッチでは、次期監督と、和解したイ・ガンインとソン・フンミン、そして その他の選手の結束した姿を見られることを期待している。